自分は音痴だから、生まれつきだから、遺伝だから…
そのように感じている人も多いのではないでしょうか。
果たして音痴とは、先天的なものなのか、それとも後天的なものなのか?
この記事では音痴の原因について詳しく説明してまいります。
音痴っていつから音痴なの?
そもそも音痴というのはいつからのものなのでしょうか。
周りの人に言われたり、歌っていて違和感を感じたりして音痴を認識しますよね。
だいたいの人が小学生の時に、音楽の授業などで周りと歌を歌っていてズレを感じたり、成績が付いたりで気付くことが多いです。
中には音痴なことに気付いていない人も周りに居たりするのではないでしょうか。
実は音痴について医学的には解明されていないので、全てが正しいとは言いきれませんが、多くは環境からなっていると言われています。
具体的には、幼少期に育ってきた環境です。
私たちは耳から音を聴き感覚や感性が育まれます。運動能力や知力なども成長につれて脳の発達とともに育まれていきますよね。
音感というのもその例外ではありません。
子供は3歳ごろから色々な感覚を覚え、成長していきます。しかしそれらの感覚は10歳くらいになると止まり、その後はそれまで培ってきた感覚を経験を通して育っていくようです。
小さいころから正しい音程にたくさん触れ、歌ったりすることが大きな要因となるのです。
そもそも音痴の原因って?
では、音痴の原因とはなんなのでしょうか。
音痴の中には、先天的なものと後天的なものの2種類があります。
中でも後天的なものは、音痴な人の80%を占めると言われています。
今回は、大半を占める後天的な音痴についてスポットを当てていきましょう。
後天的とは、生まれてからのちに身に付いたもののことを言います。
後天的な音痴の人の特徴としては、
- 歌う声の出し方を知らない
- 自分の音域を知らない
- 滑舌がよくない
- 伴奏を聴いていない
- 正しい音程を知らない
など、歌うということに対して知らないことや理解していないことが多いです。
では、これら音痴の原因を改善すれば音痴は治るのでしょうか。
音痴を改善するためには、自分の音痴タイプを知ることがポイントです!
自分の音痴はどのタイプなの?
まずは自分の音痴のタイプを知らなくてはいけません。
手っ取り早いのはカラオケの採点機能です。最近のカラオケ機の精度はとても優れているので、音程やリズムが合っているかを簡単に知ることができます。
音痴のタイプは大きく分けて2つあります。
1.運動性音痴(のど音痴)
運動性音痴(のど音痴)は、正しい音の出し方やリズムがわかっておらず、声量が大きくなったり小さくなったり、歌っていて最初はリズムに乗れていたのに気付いたら伴奏とズレているなどが該当します。
また、自分の思ってる音が上手く出せない、聴いた音を発しているつもりなのに同じように出せないというのもそのひとつです。
音域(高い音や低い音)によって、自分の思っている音を上手く出せなかったり、ロングトーンのときに同じ音程を出し続けることが難しく、音程バーがまだ続いているのに音を発し続けることができなかったりすることはありませんか?
その場合は、運動性音痴(のど音痴)のことが多いです。
2.感受性音痴(耳音痴)
感受性音痴(耳音痴)は、のど音痴に比べ音を聴き取る能力が低く、そのため自分でも音程が合っているのか合っていないのかもわからないことが多いです。
なので自分では自分が音痴かどうなのかもわかりません。
歌っているときに音程バーと自分の歌が大きくズレていたり、音程バー通りのタイミングで歌えていないなど音を発するときのタイミングがズレていたりしませんか?
その場合は感受性(耳音痴)のことが多いです。
自分の音痴の原因やタイプを知るだけで練習すべき内容がより明確になり、音痴改善に飛躍的に近付けます。つまり、できていないことを意識して集中的に練習することにより音痴を改善できるのです!
以上ここまで、音痴は後天的なものなのか、また原因は何なのかについてご紹介させていただきました。ぜひ意識して、そしてなによりも音楽を楽しんで練習してみてください!