音痴を改善したい方や歌が上手くなりたい方、バケツ療法ってよく耳にしませんか?
しかし具体的にはなにをするのか、どんなものなのか分からない方がほとんどだと思います。
そこでこの記事では、バケツ療法とはどんなものなのか、音痴の改善にあたっての具体的なやり方やポイントを紹介してまいります。
そもそも音痴な人の特徴とは?
そもそも音痴とはどのようなことを指すのでしょう。
歌が上手い人、下手な人の違いとはなんでしょうか?
まずはそこから解き明かしていきたいと思います。
一般的に音痴というのは、音程が正しく取れていないことを指します。
音痴な人の特徴としては、
・自信がないから声が小さくなる
・ブレス(息継ぎ)が上手く出来ず息が続かない
・高い音が出せない
・そもそも音程が外れている認識がない
など、まだまだあるかと思いますがこのような人が多いです。
音程に自信がない、音を外してしまう、自分は音痴だと思っているという人は、曲の正しい音程を聴けていない人がほとんどです。
逆に歌が上手い人、上手く聴こえる人というのは、曲の正しい音程が聴けていて、同じ音程を発することが出来ているということです。
まずはしっかりと音楽を「聴く」、音程を「聴く」、そして自分の歌ったものを「聴く」ことが重要です。正しい音を聴いて同じ音を出すことが音痴改善への近道です。
実は、『正しい音程を聴き、同じ音程を発する』ということに最適な練習方法が、今回ご紹介するバケツ療法なのです。
音痴改善のバケツ療法とはどんなもの?
バケツ療法とは簡単に言うと、バケツを頭に被って歌います。
頭がすっぽり入るものであればOKです。お手軽ですよね!
音痴な人の特徴で述べた通り、正しい音程を「聴く」ということが重要なので、バケツのような狭い空間で歌うことにより、自分の声が反響してよく「聴く」ことができます。
動画や録音だと、自分の声が違って聴こえて違和感を覚えたことってありませんか?
これは、普段私たちが話している声や歌声というのは、口の中での反響や振動が鼓膜を通して聴こえているため、実際の耳から聴く声とは異なるからです。
バケツの中で歌うことにより、口から出た「正しい音」を耳から聴くことができます。
バケツ療法を行うときのポイント
バケツ療法を行うときのポイントは、歌いたい曲(原曲)をよく聴き、歌詞を覚えてしまうくらい聴き込んでいることが重要です。
1.好きな曲を聴きながらワンフレーズずつ一緒に歌ってみる
このとき、音楽を聴くのはイヤホンをオススメします。(スピーカーなどで聴くとバケツの中でその音楽も反響してしまうため)
2.同じ音程で歌えるようになってきたと感じたら好きな曲を聴き、その後歌ってみる
可能であれば歌うときに録音することをオススメします。
実際に歌ったものを集中して聴くことによりどこで音程が外れているのか、明確には分からなくても、原曲と聴き比べたときに違和感を感じる部分がないかを知ることができます。
3.よく聴きズレていると感じる箇所を重点的に繰り返し歌ってみる
苦手箇所を繰り返し歌うことにより身体に染み込ませます。
ここで妥協しないことが大切です。
4.1~3を繰り返し行うことにより音程が合うようになります。
曲の最初から最後まで、1曲まるまる繰り返し練習することにより、音程は必ず上達しています。
また、自分の歌ったものを聴いているうちに自信も付いてきているのではないでしょうか。
根気がいる練習かもしれませんが、繰り返し行うことにより自然と身に付いてきて、好きな音楽をある程度聴くだけで正しい音程が取れるようになりますよ。

以上ここまで、音痴改善にオススメなバケツ療法についてご紹介させていただきました。
音楽はなにより楽しむことが1番大切です!
これが正解というものはないので思いおもいに、めいっぱい楽しみましょう!